iPhoneのHEIC写真をJPGにする3つの方法
2026.09.30 更新 · 4分で読めます
iPhoneのHEIC写真をJPGにする3つの方法をまとめました。カメラ設定の「互換性優先」、パソコンに取り込むときの変換、インストール不要でブラウザ内で変換する方法と注意点を解説します。
HEIC JPG変換をすぐに使うiPhoneで撮った写真が.heicのファイルで、パソコンやほかのサービスで開けないとき、JPGにする方法は大きく3つあります。これから撮る写真はiPhoneのカメラ設定を変え、パソコンに移す写真は取り込むときに変換し、すでに手元にあるHEICファイルはブラウザ上でそのまま変換します。方法ごとの違いと注意点を順に説明します。
HEIC写真が開けない理由
Appleは、iOS 11とmacOS High Sierraから写真用のHEIF(High Efficiency Image File Format)に対応したと説明しています。HEIFはJPEGより圧縮率が高いため、同等の画質のまま、デバイス本体で使うストレージ容量を抑えられます。iPhoneのカメラのフォーマットが「高効率」になっていると、写真はこの形式で保存されます。
Microsoftのドキュメントによると、HEIFはさまざまな圧縮方法を使えるコンテナーで、HEVCで圧縮されたHEIFファイルは通常.heicという拡張子を使います。ただしHEVCコーデックはすべてのPCで使えるとは限らず、Microsoft Storeから入手する必要がある場合があります。そのため、WindowsのパソコンやHEIFに対応していないサービスでは、HEIC写真がそのままでは開けないことがあります。
方法1:iPhoneのカメラを「互換性優先」にする
これから撮る写真を最初からJPGで保存したい場合は、iPhoneで「設定」→「カメラ」→「フォーマット」と進み、「互換性優先」を選びます。Appleの案内によると、これで写真はJPEG、ビデオはH.264で記録されます。HEIFに戻したいときは、同じ画面で「高効率」を選びます。
この設定は変更後に撮る写真にだけ適用され、すでに撮ったHEIC写真はそのままです。また、HEIFより多くのストレージ容量を使うことも覚えておきましょう。
方法2:パソコンへの取り込みやMacの書き出しで変換する
iPhoneをUSBで接続し、Macの写真アプリやイメージキャプチャ、Windowsパソコンに写真を読み込むと、JPEGに変換される場合があります。iPhoneの「設定」→「アプリ」→「写真」で「元のフォーマットのまま」を選んでいると、変換されずにHEICのまま移るので、JPGで受け取りたいときはこの設定を先に確認してください。
AirDrop、メッセージ、メールで共有する場合も、受信側のデバイスが新しいフォーマットに対応していなければ、JPEGなどの互換性の高いフォーマットで自動的に共有されることがあります。受け取る端末によって変わるため、届いたファイルの形式を確認しておくと安心です。
Macがあれば、写真アプリやプレビューアプリでHEIF画像を開き、「ファイル」→「書き出す」を選んで、保存する前にフォーマットをJPEGにする方法もあります。
方法3:ブラウザ上でそのまま変換する
すでにパソコンやスマートフォンにHEICファイルがあり、ソフトをインストールせずに変換したいなら、ブラウザで動く変換ツールが使えます。ZEKILO StudioのHEIC JPG変換はブラウザ内で処理するため、ファイルは端末の外に送信されません。変換で変わる点は次のとおりです。
- 写真の向き:回転情報を画素に反映します。回転情報付きのテスト用画像(保存時1600×1200、21 KB)は、JPG 28 KB、1200×1600の縦向きでまっすぐ保存されました。
- 容量:HEICはJPGより圧縮効率が高いため、変換すると容量が大きくなるのが普通です。上の例も21 KBから28 KBに増えました。
- 複数の画像が入ったHEIC:代表画像1枚だけを変換します。画像2枚が入ったテスト用画像(22 KB)は、代表画像(1200×900)だけがJPG 26 KBに変換され、案内が表示されました。
- メタデータと色:撮影場所(GPS)や機種などの情報は結果に残らず、色はsRGBに変換して保存します。Display P3で撮影した写真は、色がわずかに違って見えることがあります。
- Live Photos:静止画(HEIC)の部分だけを変換し、動く映像の部分(MOV)は変換しません。
数値はChrome(デスクトップ)で計測。端末やブラウザによって異なります。
ZEKILO Studioでの手順
- HEIC JPG変換でHEIC写真をドロップするか[ファイルを選択]で選びます。追加するとすぐにJPG(画質90)への変換が始まります。
- 必要に応じて[出力形式]でJPGかPNGを選び、[画質]を調整します。設定を変えると自動で変換し直します。
- [ダウンロード]で保存します。複数枚は[すべてダウンロード(ZIP)]でまとめて保存できます。
一度に追加できるのは50枚までで、1枚あたりパソコンでは20 MB、スマートフォンでは10 MB以下をおすすめします。変換したJPGが提出先の上限より大きいときは画像圧縮で画質を下げ、WebPなどほかの形式が必要なら画像形式変換を使ってください。
まとめ:場面に合う方法の選び方
| 場面 | 方法 |
|---|---|
| これから撮る写真をJPGにしたい | 方法1:カメラのフォーマットを「互換性優先」に |
| iPhoneの写真をパソコンに移すとき | 方法2:USBで取り込む(「元のフォーマットのまま」の設定を確認)、Macで書き出す |
| すでに手元にあるHEICファイル | 方法3:ブラウザ上で変換 |
- 方法1は、すでに撮った写真には適用されません。
- HEICをJPGにすると容量は大きくなるのが普通なので、必要なら圧縮やリサイズを組み合わせてください。
- 形式ごとの違いはJPG・PNG・WebPの違いと使い分けをご覧ください。