PDFから必要なページだけ保存する方法とページ範囲の書き方
2026.09.30 更新 · 5分で読めます
PDFから必要なページだけを新しいPDFとして保存する方法です。1つにまとめるか範囲ごとに分けるかの選び方、1-3, 5, 8- のようなページ範囲の書き方、結果のファイル名まで説明します。
PDF分割をすぐに使うPDFの一部のページだけを保存したいときは、元のファイルはそのままにして、必要なページだけをコピーした新しいPDFを作ります。取り出したページを1つのファイルにまとめるか、範囲ごとに分けるかを先に決め、1-3, 5, 8- のようにページ範囲を入力するのがいちばん手軽です。この記事では、ページ範囲の書き方、結果のファイル名、新しいファイルに引き継がれる内容を順に説明します。
1つにまとめるか、複数のファイルに分けるか
必要なページの取り出し方は、結果をいくつのファイルで受け取るかによって3通りに分かれます。PDF分割の「分割方法」も、この3つから選びます。
| 分割方法 | 結果 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 範囲ごとにファイル(初期値) | カンマで区切った範囲1つが1つのPDFに | 契約書の本文と別紙を分けて保管したいとき |
| 1つのファイルに抽出 | 入力したページを入力した順に1つのPDFに | 提出に必要なページだけをまとめたいとき |
| すべてのページを分割 | すべてのページを1ページずつのPDFに | スキャンした書類を1枚ずつに分けたいとき |
10ページのテスト用PDFに 1-3, 5, 8-10 と入力すると、「範囲ごとにファイル」では3ページ・1ページ・3ページのPDF 3つが1つのZIPに、「1つのファイルに抽出」では7ページのPDFが1つできました。「すべてのページを分割」では、PDF 10個が1つのZIPにまとまりました(Chrome(デスクトップ)で計測。端末やブラウザによって異なります)。
ページ範囲の書き方
ページ番号は1から数えます。範囲はカンマかスペースで区切り、1つの範囲は次のいずれかの形で書きます。
| 入力 | 意味 | 10ページの文書なら |
|---|---|---|
5 |
1ページだけ | 5ページ |
1-3 |
開始ページから終了ページまで | 1・2・3ページ |
8- |
開始ページから最後のページまで | 8・9・10ページ |
1-3, 5, 8-10 |
複数の範囲をカンマでつなぐ | 1・2・3・5・8・9・10ページ |
ほかにも、知っておくと便利な決まりがあります。
- 最後のページ番号がわからなくても大丈夫です。
8-のように開始ページの後ろに「-」を付けると、文書の最後まで取り出せます。 - 全角で入力しても読み取れます。全角数字は半角数字に、「-」「〜」「~」「
~」は半角の「-」に直して読むため、1〜3は1-3と同じ意味になります。全角のカンマや「、」、全角スペースも区切りとして扱います。 - 「1つのファイルに抽出」は入力した順番どおりにまとめます。
5, 1-3と入力すると5・1・2・3ページの順になり、同じページを2回入力しても最初の1回だけが入ります。「範囲ごとにファイル」では、範囲内のページは元の順番のままです。
入力に誤りがあるときや空欄のときは[開始]を押せません。誤りがある場合は、入力欄の下に理由が表示されます。
| 入力の例 | 表示される案内 |
|---|---|
文書にないページ(10ページの文書に 12) |
「この文書は10ページまでです」 |
逆向きの範囲(3-1) |
「開始ページが終了ページより大きくなっています」 |
| ページ番号・ハイフン・カンマ以外の文字 | 「ページ番号と「-」「,」だけを入力してください」 |
3-1 は自動で 1-3 に読み替えないため、入力し直してください。
ZEKILO Studioでの手順
PDF分割は、このブラウザ内でページをコピーして新しいPDFを作ります。ファイルはブラウザ内で処理され、端末の外に送信されません。
- PDFを1つドロップするか[ファイルを選択]で選びます。ページのプレビューで、必要なページ番号を確かめられます。
- 「分割方法」で「範囲ごとにファイル」「1つのファイルに抽出」「すべてのページを分割」のいずれかを選び、「ページ範囲」に
1-3, 5, 8-のように入力して[開始]を押します。 - [ダウンロード]で保存します。結果が複数あるときは[すべてダウンロード(ZIP)]でまとめて保存できます。
一度に追加できるPDFは1つです。パソコンでは200 MB、スマートフォンでは50 MB以下をおすすめします。500 MBを超えるファイルは処理しません。パスワード付きのPDFは「パスワード付きのPDFは処理できません」と表示されるため、パスワードを解除してから追加してください。
結果のファイル名と引き継がれる内容
結果のファイル名は、元の名前の後ろにページ範囲や処理の名前が付きます。contract.pdf を分けた場合は次のとおりです。
| 分割方法 | 結果のファイル名 |
|---|---|
| 範囲ごとにファイル | contract-p1-3.pdf、contract-p5.pdf など。複数あるときは contract-split.zip にまとめて保存 |
| 1つのファイルに抽出 | contract-extracted.pdf |
| すべてのページを分割 | contract-p1.pdf、contract-p2.pdf のように1ページずつ。contract-split.zip にまとめて保存 |
「範囲ごとにファイル」で 8- のように終わりを空けておくと、ファイル名には実際の最終ページの番号が入ります。10ページの文書なら contract-p8-10.pdf です。
ページを画像に変換せず、PDF内の文字や画像をそのままコピーするため、画質は変わりません。新しいファイルに引き継がれるものと、引き継がれないものは次のとおりです。
- 残るもの:選んだページの内容、ページの回転、注釈
- 引き継がないもの:しおり(ブックマーク)、フォームの入力欄
- 空にするもの:文書情報(タイトル・作成者など)
しおりや入力欄が必要な文書は、元のPDFも保管しておきましょう。取り出したページをほかのPDFと1つにまとめたいときは、先に必要なページだけを取り出してからPDF結合で結合します。PDF結合では、各ファイルの全ページが使われるためです。結合する前の確認ポイントは提出用PDFを結合する前に確認することにまとめています。
パソコンにあるアプリで取り出す方法
取り出したい範囲が1つだけなら、パソコンにすでにあるアプリでも取り出せます。
- Chromeの印刷機能:PDFをChromeで開いて「ファイル」→「印刷」を選び、送信先を「PDFに保存」にして、印刷するページを指定して保存します。元のページをコピーするのではなく、印刷結果として新しいPDFを作る方法なので、保存したら中身を開いて確かめてください。
- Macの「プレビュー」:「表示」→「サムネール」でサイドバーを表示し、必要なページのサムネールをデスクトップにドラッグすると、そのページで新しいPDFが作られます。
複数の範囲を別々のファイルにしたいときや、ページの順番を入れ替えて取り出したいときは、ページ範囲を入力する方法のほうが手間がかかりません。
まとめ
- まず、結果を1つのファイルで受け取るか複数に分けるかを決めて、「分割方法」を選びます。
- ページ範囲は
5、1-3、8-をカンマでつないで書きます。全角で入力しても読み取れます。 - 結果の名前は contract-p1-3.pdf や contract-extracted.pdf のように元の名前をもとに付き、複数あるときは contract-split.zip で保存します。
- ページの回転と注釈は残りますが、しおりとフォームの入力欄は引き継がないため、元のファイルも保管しておきましょう。