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提出用PDFを結合する前に確認すること:パスワード・順番・容量

2026.09.30 更新 · 5分で読めます

複数の書類を1つのPDFにまとめて提出する前のチェックリストです。申請先のファイルの決まり、パスワード付きPDF、結合で引き継がれないしおり・入力欄、ページ順とファイル名の確かめ方をまとめました。

PDF結合をすぐに使う

申請書と添付書類を1つのPDFにまとめて提出するときは、結合する前に確認しておきたいことが3つあります。申請先が決めているファイルのルール、パスワード付きのファイル、そして結合すると引き継がれない要素です。この3つを先に確かめ、必要なページだけを順番どおりに集めれば、結合したあとで作り直す手間を減らせます。

申請先の案内で先に見ること

募集要項や申請画面の「提出書類」「注意事項」などには、ファイルについての決まりが書かれていることがよくあります。結合する前に、次の項目を確認しておきましょう。

確認すること 結合する前にすること
1つのファイルにまとめるのか、書類ごとに分けるのか 分けて提出する決まりなら結合しません
書類の順番 決まった順番があれば、一覧の並びをそのとおりにします
容量の上限(1ファイルごと・合計) 写真を含むPDFがあれば、結合後の容量を必ず確かめます
ファイル名の決まり 名前の形式や使えない文字が決まっていないかを見ます
パスワード付きファイルの扱い 受け付けてもらえるかを確かめます

たとえばe-Gov電子申請のよくあるご質問(2026年9月30日確認)には、次のような記載があります。

  • 添付できるファイルサイズは手続ごとに個別に設定されている。e-Gov電子申請サービスとしては、1回の申請におけるファイルサイズの上限は合計100MB
  • パスワード付きファイルは申請に利用できないため、パスワードを解除してから添付し直す
  • 添付書類の中に同じファイル名のものや「システムで予約されたファイル名」があるとエラーになる。ファイル名に使えない文字も決められている

このように、容量の上限は全体と手続ごとの2段階で決められていることがあり、ファイル名まで確認が必要な場合もあります。案内に決まりが見当たらず、大事な提出であれば、問い合わせ先に確認しておくのが確実です。

パスワード付きのPDFは先に解除しておく

PDFにはパスワードを設定できます。たとえばMicrosoft WordでPDFとして保存するときに、オプションで「パスワードで文書を暗号化する」を選ぶと、パスワードを知っている人だけが開けるPDFになります(Microsoft サポート)。

PDF結合では、パスワード付きのPDFは結合できません。追加した時点でそのファイルだけに「パスワード付きのPDFは処理できません」と表示され、結合の対象から外れます。開くときにパスワードを求められないPDFでも、印刷や編集を制限するパスワードが設定されていると同じ表示になることがあります。残りのPDFが2つ以上あればそのまま結合できますが、1つだけになると[開始]は押せません。

自分で作った文書なら、パスワードの設定をオフにしてPDFを保存し直しましょう。受け取った文書なら、送り主にパスワードなしのファイルをお願いします。「ファイルが壊れているか、最後まで保存されていません」と表示されたファイルは、ダウンロードが途中で止まったなどの理由でPDFとして読み込めなかったものです。元のファイルを保存し直してから追加してください。

結合してもそのままのもの、変わるもの

PDF結合は、ページを画像に変換せず、PDF内の文字や画像をそのままコピーします。そのため画質は変わりませんが、ページの外にある情報の一部は引き継がれません。

要素 結合後
ページの内容(文字・画像) そのままコピー。画質は変わらない
ページの回転 残る
注釈 残る
しおり(ブックマーク) 引き継がない
フォームの入力欄 引き継がない
文書情報(タイトル・作成者など) 空にする

いちばん気をつけたいのはフォームの入力欄です。入力欄に直接記入して提出する様式なら、結合したファイルを開いて、記入した内容がそのまま表示されているかを必ず確かめてください。しおりで目次を作ってある文書も、結合するとしおりがなくなります。しおりが必要な文書は、元のファイルも保管しておきましょう。

容量は元のファイルの合計と同じになるとは限りません。3ページ(2 KB)と2ページ(1 KB)のテスト用PDFを結合すると、5ページ・1 KBでした(Chrome(デスクトップ)で計測。端末やブラウザによって異なります)。ただし結合では画像を圧縮し直さないため、写真の多いPDFを結合しても容量は小さくなりません。

必要なページだけを選び、写真や文書ファイルは先にPDFに

結合では、追加したファイルの全ページを使います。一部のページだけを使いたい場合は、先にPDF分割の「1つのファイルに抽出」で取り出しましょう。ページ範囲は 1-3, 5, 8- のように入力し、8- は8ページから最後までです。10ページのテスト用PDFに 1-3, 5, 8-10 と入力すると、7ページのPDFになりました(計測条件は同じ)。入力のしかたはPDFから必要なページだけ保存する方法で詳しく説明しています。

PDFではない書類は、形式に合わせて先にPDFにします。

  • 紙の書類やレシートを撮った写真は、画像PDF変換でPDFにしてから結合します。手順はレシートや書類の写真を1つのPDFにまとめる方法にまとめました。
  • Wordの文書は、Wordで「ファイル」→「名前を付けて保存」を選び、ファイルの種類をPDFにして保存します。Microsoft サポートによると、高い印刷品質が必要なら「Standard (オンライン発行および印刷)」、印刷品質よりファイルサイズを優先するなら「最小サイズ (オンライン発行)」を選びます。このとき「パスワードで文書を暗号化する」は選ばないでください。
  • 結合したPDFが容量の上限を超え、写真から作ったページが多い場合は、元の写真を画像圧縮で小さくしてからPDFを作り直すのが確実です。

ZEKILO Studioでの手順

  1. PDF結合でPDFを2つ以上ドロップするか[ファイルを選択]で選びます。ファイルごとにページ数と1ページ目のサムネイルが表示され、パスワード付きのファイルはこの時点で案内とともに外れます。
  2. 行をドラッグするか上下のボタンで、申請先が決めた順番に並べてから[開始]を押します。一覧の上から順に結合されます。
  3. [ダウンロード]で保存し、結果のファイルを開いてページの順番と記入内容を確かめます。

順番を入れ替えると、結果もそのとおりになります。3ページのAと2ページのBで、Bを先頭に移すと、B-1、B-2、A-1、A-2、A-3の順の5ページのPDFになります。結果のファイル名は初期状態では merged.pdf で、「最初のファイル名で保存」をオンにすると 契約書.pdf → 契約書-merged.pdf のように保存されます。申請先がファイル名を決めている場合は、保存したあとでその決まりどおりに名前を変えてください。

一度に追加できるのは50ファイルまでで、合計でパソコンでは200 MB、スマートフォンでは50 MB以下をおすすめします。合計が500 MBを超えることになるファイルは追加できません。ファイルはブラウザ内で処理され、端末の外に送信されません。

まとめ

  • 申請先の案内で、1つにまとめるのか、書類の順番、容量の上限、ファイル名の決まり、パスワード付きファイルの扱いを先に確かめます。
  • パスワード付きのPDFは、結合する前にパスワードなしのファイルを用意します。
  • 結合しても画質・ページの回転・注釈はそのままで、しおりとフォームの入力欄は引き継がれず、文書情報は空になります。
  • 必要なページだけをPDF分割で取り出し、写真やWordの文書は先にPDFにします。
  • 結合したら、ページの順番・記入内容・ファイル名・容量をもう一度確かめてから提出します。

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