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LINE・メールで送る動画の容量を小さくする方法と画質の選び方

2026.09.30 更新 · 5分で読めます

LINEやメールで動画を送れないときに、送り先の上限を確かめ、解像度とビットレートを下げてMP4で小さくする方法です。画質の段階ごとの違いと実測例も紹介します。

動画圧縮をすぐに使う

動画がLINEやメールで送れないときは、まず送り先の容量の上限を確かめ、その範囲に収まるように解像度を1段階下げて保存し直すのがいちばん確実です。動画の容量はビットレートと長さで決まり、解像度を下げればビットレートも一緒に下げられるからです。この記事では、上限の確かめ方、画質の段階の選び方、それでも大きいときの方法を順に説明します。

まず送り先の上限を確かめる

上限はサービスごとに異なり、変わることもあります。送る直前に、そのサービスの公式の案内で確かめておくと安心です。

送り先 確認する場所 内容
Gmail(個人用アカウント) Gmail ヘルプ「Gmail のメールにファイルを添付して送信する」 添付ファイルの上限は25 MB。添付ファイルの合計が上限を超えると、自動的にGoogle ドライブのリンクになる(2026年9月30日確認)
会社・学校のメール 管理者の案内 Gmail ヘルプによると、仕事用・学校用アカウントでは管理者が送信・受信の上限を設定
LINE LINEヘルプセンター 「動画」「ファイル」などで検索して、現在の条件を確認
そのほかのメールサービス 各サービスのヘルプ 「添付ファイル 容量」「大容量」などで検索

メールサービスの中には、上限を超えた添付ファイルをリンクに置き換えて送るものがあります。相手が添付ファイルそのものを受け取る必要があるなら、上限の範囲に収める必要があります。相手が会社のメールを使っている場合は、受信側に別の上限があるかもしれない点も覚えておきましょう。

容量を決めるもの:解像度・ビットレート・長さ

ビットレートは、1秒分に使うデータの量です。そのため、動画の容量はおおよそ「映像のビットレート+音声のビットレート」×「長さ」で決まります。動画圧縮は解像度に合わせてビットレートを決めるため、解像度を下げるとビットレートも下がります。「画質」の3段階のルールは次のとおりです。

画質 解像度 フレームレート 映像ビットレートの係数 音声
高 元のまま 元のまま 0.10 AAC 128kbps
標準(初期値) 長辺を最大1280px 最大30 0.07 AAC 128kbps
小 長辺を最大854px 最大30 0.05 AAC 96kbps

映像のビットレートは 幅 × 高さ × フレームレート × 係数 で決め、この値が元の動画より高い場合は元の80%に下げます。縦横比は保ち、元の動画が上限より小さい場合は拡大しません。たとえば1920×1080の動画は「標準」で1280×720、「小」で854×480になり、縦向きで撮った1080×1920の動画は「標準」で720×1280になります。

1080pで30秒のMP4(H.264+AAC、5.8 MB)を「標準」で圧縮すると、1280×720・4.6 MB(−21%)になりました(Chrome(デスクトップ)で計測。端末やブラウザによって異なります)。このテスト用のファイルはもともとビットレートが約1.6 Mbpsと低いため、少ししか小さくなっていません。元の動画のビットレートが高いほど、容量は大きく減ります。同じファイルを「高」にすると1920×1080のままで元のファイルより小さくならず、「すでに最適化されたファイルです。元のファイルをそのまま使うことをおすすめします。」という案内とともに[元のファイルをダウンロード]が表示されました。

ZEKILO Studioでの手順

動画圧縮はこのブラウザ内で処理し、ファイルは端末の外に送信されません。

  1. 動画を1つドロップするか[ファイルを選択]で選びます。プレビューと長さ・解像度・コーデックが表示されます。
  2. 「画質」はまず「標準」(初期値)のまま[開始]を押します。オプションの下の予想結果に解像度とおおよその容量が表示されますが、実際の容量とは異なる場合があります。
  3. 結果カードで実際の容量を送り先の上限と比べてから、[ダウンロード]で保存します。上限を超えている場合は「小」でやり直してください。

結果は元の形式にかかわらずH.264+AACのMP4で保存され、ファイル名は clip.mov → clip-compressed.mp4 のように元の名前の後ろに「-compressed」が付きます。一度に追加できる動画は1つで、パソコンでは1 GB、スマートフォンでは100 MB以下をおすすめします。目安を超えると警告が表示されますが、そのまま処理できます。

それでも大きいときは

「小」でも上限を超える場合は、次の方法を検討してください。

  • 長さを短くする:容量は長さにほぼ比例するため、必要な部分だけを残せば小さくなります。スマートフォンの写真アプリに切り取り(トリミング)の機能があれば、前後を切ってから圧縮しましょう。
  • リンクで送る:Gmailのように、上限を超えた添付ファイルをGoogle ドライブのリンクに置き換えるメールサービスもあります。
  • 短い場面はGIFにする:音声のいらない数秒の場面なら、動画GIF変換も選択肢です。区間は最大30秒で、音声は入りません。1080pで30秒のMP4から最初の10秒を10fps・幅480pxでGIFにすると、480×270・100フレーム・1.1 MBでした(Chrome(デスクトップ)で計測。端末やブラウザによって異なります)。GIFは区間が長くなると容量が大きく増えるため、短い場面向きです。設定のコツはGIFアニメを軽くする設定をご覧ください。

相手の端末で再生できない場合は、容量ではなくコーデックが原因かもしれません。MDNによると、ブラウザがHEVCに対応しているかどうかはOSやハードウェアによって異なります。MP4変換でH.264のMP4にすれば解決でき、動画圧縮の結果も常にH.264です。詳しい違いはMOVとMP4の違いで説明しています。

まとめ

  • 送り先の上限を公式の案内で先に確かめます。Gmailの個人用アカウントは25 MBで、超えるとGoogle ドライブのリンクになります(2026年9月30日確認)。
  • 動画圧縮は「標準」(長辺1280px)から試し、足りなければ「小」(長辺854px)を選びます。
  • 元のビットレートが低い動画はあまり小さくならないため、結果カードの実際の容量で判断しましょう。
  • それでも大きいときは、長さを短くする、リンクで送る、短い場面はGIFにする、のいずれかを検討します。

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